2008年4月 6日 (日)

100万馬券!

昨日は仕事終わりの午後から横浜へ行き、とって返して有楽町へ。ラ・マンチャの男の初日を観劇。3列斜め前に着物を着たきれいな女性とどこかで見たことのあるような2歳くらいの子供が座ってた。なんと染五郎の奥様と息子さんでした。染ちゃんにそっくりだ。まあ、もう商業演劇の最たるものだからどうのこうのと言うつもりはないけどだだひとつだけ、パンフレットの写真が前回(3年前?)の使い回しでがっかり。3年前も書いたけど松たか子よそろそろラ・マンチャは卒業しようよ。

4月6日(日)

 大阪杯(阪神11R)

過去には無い右下がり型タイプBで決着。阪神競馬場の改装の影響か。3番・4番・9番に合う展開だった。7番メイショウサムソンには不向きな流れ。しかし8番・6番にも不向きなはずだったが・・・。

    1着 ○  9番 ダイワスカーレット(1番人気)

    2着 -  8番 エイシンデピュティ(7番人気)

    3着 △  6番 アサクサキングス(4番人気)

     3連単  9-8-6   28050円

 ダービー卿CT(中山11R)

ねらい通りの平坦型に近い右下がり型タイプAで決着。が、本命に押した1番が4着で爆死。実は16番と1番どちらに◎を打とうか迷った。さらに3着の14番も予想の中に入ってた。しかしビリ人気でやむなく切ったのだった。馬連は取れたのに、っていうか1番が3着だったら10万馬券だったのに。

    1着 ○ 16番 サイレントプライド(4番人気)

    2着 △  5番 ドラゴンウェルズ(9番人気)

    3着 - 14番 ダンスフォーウィン(16番人気)

      3連単  4-9-16  1001530円

   年間投資 532600    回収 213370

                      (回収率40.1%)

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2007年12月30日 (日)

10・11・12月のお芝居

忘れてましたね。完全に。3ヶ月で2本しか見てなくて、観たいお芝居もあったように思うけどなにせ忙しくて気分転換という感じじゃなかった。競馬のブログで手一杯だった。

昭和クエスト(池袋芸術劇場中ホール)

                作 木和語   演出 三宅裕司

ご存じ三宅裕司率いるSETの第45回本公演。ものを大事にしない現代の子供たちに昭和の時代をゲームで体感してもらい自立を促すというお話。三宅裕司が言っていたけど現代の子供たちは物の価値判断を他人の評価を基準にして考えているので愛着というものがない。だからほとんどなんでも使い捨てで、その結果自分で価値判断が出来ない自立出来ない子供が増えていると。たしかに結構な値段のものでもポンポン買い換えて新しい物を追い求める。昔だったら考えられないことだ。それが自立出来ないことにつながるかどうかはさておき、安心して笑えた。グループサウンズあたりの昭和30年代中心だったのでちょっとピンと来ないこともあったけど単純に面白かった。★★☆☆☆

海と日傘(あうるすぽっと)

                作 松田正隆   演出 高瀬久男

あうるすぽっとの柿落とし公演の第3弾。ある売れない小説家とその妻のお話で、病弱だが一生懸命良き妻を演じようとする妻役に竹下景子、夫役に平田満という実力派コンビのお芝居。特に竹下景子がよかった。自分が病弱で迷惑をかけている後ろめたさを抱えつつけなげにつくす妻を全編熊本弁で好演。平田満も、もう夫婦関係に疲れてはいるが何とかしようというジレンマを物静かだがうまく表現してた。最後に妻が亡くなってしまうシーンでは現実的だがどこか幻想的な演出で引き締まった作品になっている。NHKが撮影に来ていたのでそのうちBSか教育TVでやると思うのでまた観たい作品だ。★★★★

心に余裕がないと前頭葉に語りかけるような物は入ってこない。ので、来年は余裕があればまた映画なりお芝居なりを見に行こうと思っています。

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2007年10月 3日 (水)

9月のお芝居

『HERO』見たけど。すごい役者ばっかりなのに映画としてのスケール感を感じない。フジテレビさんどうせなら監督を外に頼んだらどうでしょう。映画の松たか子は色気ない。

ロマンス(世田谷パブリックシアター)

              作 井上ひさし  演出 栗山民也

チェーホフは医者だったんだ。こまつ座・SISカンパニーの2ヶ月ぶち抜き公演『ロマンス』。超豪華キャスト。チェーホフには生瀬勝久・段田安則・井上芳雄・木場勝己。チェーホフの妻には大竹しのぶ。妹には我らが松たか子。キャスティングだけでも一見の価値あり的なお芝居だ。お話はチェーホフの生涯。チェーホフの作品は『櫻の園』くらいは見ているけどはっきり言ってピンとこない。こないどころかさっぱり面白くない。でも演劇の巨匠ですからわからないなんていったら馬鹿にされます。でも、井上ひさしの『ロマンス』は面白かった。まぁ歌のシーンはさておき、どこまでが演出でどこからがアドリブなのかわからなかった。演出で笑ったのか楽屋落ちで笑ったのかわからん。やられた。おそらく、おそらくすべて演出でしょう。今回の松たか子はなんだかほんのり色気があってよかったなぁ。30にもなったらやっぱり色気の一つも出なきゃ女優として伸びないぞと思っていた矢先だったので大変満足。★★★★

狐狸狐狸ばなし(本多劇場)

       作 北條秀司  演出 ケラさん(長いので省略)

トム・プロジェクトは結構見てる気でいたけど『カラフト伯父さん』だけだったか。トムって下條アトムのプロデュースだったなんて初めて知った。篠井英介とラサール石井は言うに及ばず、板尾創路に六角精児、廣川三憲と各劇団に戻れば看板背負ってる役者たちが集結。面白くない訳がない。お話はとある夫婦が騙し騙され狐と狸の化かし合いよろしくテンポのいい展開で笑わせてくれるドタバタ喜劇(なんと50年近く前の作品だったらしい)。ケラさんっぽくない演出だったように思うけど。途中までラサール石井演出だとばかり思ってた。笑えるお芝居はいいね。★★★☆☆

チケットが手に入らずWOWOWで見たのが『社長放浪記(伊東四朗生誕70周年記念)』。作・三谷幸喜。演出・三宅裕司。三谷作品にしては設定にかなり無理があったけど笑ったしちょっぴり涙した。お話はワンパターンでまぁそれがいいんですが・・・。

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2007年9月 1日 (土)

8月のお芝居

車の購入は予想以上に金がかかる。何とかなるだろうなんて軽く考えてたけど任意保険料金を払う段になって切迫してきた。ちょっとばかり給料が上がっても追いつかないぞこれは。

てなことで、諸々の趣味は縮小傾向になりそうですがお芝居はどうでしょうか。いつもは年間30本近く見ているわけですが、半分以下になりそうな予感です。料金の安い小劇場系を見て回るには体力が必要だし、かといって大きな劇場は料金が高いし。テレビ放送があるものは極力テレビで見て、厳選して劇場へ行きたいと思いましゅ。

年内ではあと4作品チケットがあるのでそれ以降はおとなしくしてましょ。

犬顔家の一族の陰謀(サンシャイン劇場)

               作・演出  いのうえひでのり

劇団☆新感線2007年夏休みチャンピオン祭りと題された言ってしまえばほんとにお祭りだが新感線オールキャストアンドゲストに金田真一耕助之介(決して「きんたまいち」とは読まない)役宮藤官九郎、長女役木野花。お遊び的お祭りにしては豪華キャストでうれしい限り。お話はというとこれはもう金田一シリーズの100%パクリ、最近では小劇場でもやらないような崩壊型ドタバタで徹底した学芸会スタイル。しかし、こんなのが見たかったんだよ。こんなのを待ってたんだよ、たぶん。お芝居の基本ここにきわまれりって感じ。お芝居もすたりはやりがあって最近は自己中心型が流行りですが、やっぱり見てもよくわかんないものより頭空っぽで笑えるものが好きだなぁ。観劇後なるほどぉ~なんて思わなくてもいいんです。あ~面白かったと思えるものが本来のお芝居ではないでしょうか。今は・・・。★★★★

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2007年8月 9日 (木)

7月のお芝居

7月は4本。

砂利(かめありリリオホール)

          作  本谷有希子    演出  倉持 裕

ダンダンブエノの第6弾、今回のゲストは坂東三津五郎。歌舞伎の屋号は大和屋で日本舞踊の坂東流の家元。超大物だが現代劇では新人といってもいいかもしれない。はたしてどんな演技を見せるのか、しかも作が本谷って・・・、起伏の少ないお芝居になることは明白で役者としての力量を問われることになるぞ。が、心配することはなかった。そりゃそうだ、プロだもん。それともあてがきだったか。とにもかくにも薄い役に存在感を与えたのは三津五郎の力量と言っていいでしょう。本谷-倉持ラインを克服。★★★☆☆

歌の翼にキミを乗せ(新国立劇場小劇場)

          作  羽原 大介   演出  杉田 成道

羽原はパッチギやフラガールの脚本で知られていますし演出の杉田は言わずと知れた北の国からのディレクターであります。どちらも映像の人なのではずれ覚悟で出陣。それもこれも観月ありさ初舞台とチームナックス安田顕が出るからであります。お話はというと太平洋戦争末期のサイパンの近くのテニアン島での義理の兄妹の恋愛話。着物姿の観月ありさは正直失敗かと思うがなかなかどうしてお芝居はお上手でオッケーでありますが問題はヤスケンだ。完全に西村雅彦のかませ犬になってました。いいとこなしの役どころで出番は多いのに見せ場もなく寂しい限りだった。★★★☆☆

The  Hit  Parade(ル テアトル銀座)

         脚本  鈴木 聡    演出  山田 和也

フジテレビで放送したワタナベエンターテインメント渡辺晋物語の舞台版。ザ・ピーナッツからキャンディーズくらいまでの懐かしソングが満載のミュージカル仕立て。主演はネプチューンの原田泰造、妻役は実力ナンバーワンの戸田恵子。ザ・ピーナッツは堀内敬子と瀬戸カトリーヌ。特に堀内敬子は劇団四季出身だけあってか歌も踊りもうまいったら、新しい一面を見た。一発でファンになっちゃいました。当日券を釈迦力になって売ってたのが気になった。客入り悪かったのかなぁ。★★★☆☆

ひーはー(本多劇場)

               作・演出   後藤 ひろひと

ご存知 Piper の結成10周年記念作品。パイパー5人が久しぶりに全員集合アンド楠見薫、平田敦子に加え水野美紀。幕が上がってから水野美紀が出てることに気づいてちょっとビックリ。最近水野美紀ばっかり見てるような気がする。いつも言うけどがんばれ水野美紀、そしてもうちょっと大人になれ。それはいいとして後藤ひろひとはやっぱり面白い。3年前のスプーキーハウスの続編だったため劇中の家族構成などの説明がなく、生粋のファンはすぐわかったのだろうが前作を観てなかったから少々面食らったがそれが最後まで尾を引いた。後日DVDで前作を見てかなり面白かったことを再認識。★★★★

チケットが手に入らなかったHONORがWOWOWで放送された。やっぱりあの5人はお上手です。が、だんだんわかってきたぞ。森崎は勢いキャラ、安田はボケキャラ、音尾は若かキャラ(?)、大泉はつっこみキャラで唯一佐藤はオールマイティなのだ。というキャラ配置だとハズレはない。前作のCOMPOSERよりは上か。★★★☆☆

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2007年7月 7日 (土)

6月のお芝居

6月は小劇場3本立て。

しかしもう小劇場は体力的に無理です。痛感しました。

ワンマン・ショー(シアタートラム)

                    作・演出  倉持 裕

4年前の岸田戯曲賞に輝いたPPPP(ペンギンプルペイルパイルズ)作品の再演。見ていなかったので小劇場だったががんばって見に行った。ひきこもりの主人公の周りで次々にあり得ない事件が起こり結局はその主人公の妄想だったという言ってしまえば単純明快なストーリーなのだが展開が巧みで最後の最後まで分からない仕組みになっている。だが前半で気付いた。出てくるキャラクターがなんか似た思考で行動しているように思えたからだ。おそらく狙いだろうことは分かったけど最後にやっぱりと、気持ちいいのだ。事務所を独立して半ば干されている水野美紀はがんばってる。負けるな。PPPPのぼくもとさきこが可愛く見えてくるから不思議だ。★★★★

「ノモレスワ。」(中野 ザ・ポケット)

                    作・演出  野坂 実

クロカミショウネン18の第11回公演。クロカミの追っかけなので小劇場だったががんばって見に行った。自分の浮気のせいで精神を病んでいる妻をタイムマシンで過去を変えて助けようとするが結局は精神を病んでたのは妻ではなく自分で、タイムマシンの話も妄想だったというよくあるお話。うん?ワンマン・ショーと同じか。しかしこれも芝居半ばで分かった。なぜならグダグダになりそうな展開を納めるにはどんなオチがあるかと考えたとき、たぶんこれだと推測できた。で、その通り、気持ちいいのだ。次回はついにお芝居の聖地?下北沢進出だそうで、ちなみに駅前劇場ではあるがこれから目指せ本多劇場!!★★★☆☆

少女とガソリン(ザ・スズナリ)

                    作・演出  長塚 圭史

阿佐ヶ谷スパイダース公演。大きい劇場が取れなかったのかどうだったのかなぜ今更スズナリなのかと疑問は残るが今やメジャー劇団の公演なので小劇場だったががんばって見に行った。しかも自由席なので立ち見はきついだろうと開場前からならんで一応体育座り席を確保。それから開演まで30分とお芝居が2時間40分だったので合計3時間10分微動だに出来ず体育座り。2時間半までは耐えたがそれから40分は地獄だった。そんなことはいいのだがお芝居は廃業になった酒蔵を復活させようとがんばる若者と差別に苦しむ人々のお話だがやはりキチガイじみた展開になり殺人が起こりしどろもどろで終了。絶対客の思うとおりにはならない長塚ワールド。年取ったか、疲れた。少女はアイドルのことでガソリンは酒のこと?★★★☆☆

6・7月は仕事が濃くて土・日は勉強会目白押しでストレス溜まりまくり。疲れもピークだ。どこまでがんばれるか、ここ2日は昼飯も抜きでやんす。連休が待ち遠しい。

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2007年6月 5日 (火)

5月のお芝居

五月は5本観劇、結構当たりが多かった。映画も何本見たかなぁ。予備知識ゼロで見た『バベル』は不確定性原理がテーマなのか。面白かったけど宗教がらみの映画かと思ってたから拍子抜け。菊地凛子の高校生役はちょっと無理があった。アカデミー賞はあまい。『ゲゲゲの鬼太郎』は最低だった。もっとおどろおどろしくなければならん。なんで興行成績がいいのか分からない。

何日君再来~イツノヒカキミカエル~(日生劇場)

              作 羽原大介    演出 岡村俊一

テレサ・テンをお芝居にしてみました的な感じかと思っていたら、なかなか深いお芝居に出来上がっていました。そもそもテレサ・テン自体よく知らなかったが、中国と台湾の狭間で翻弄された人だったのですね。そして中国の民主化運動にまで引っ張り出されて結局孤独に死んでいった。『時の流れに身をまかせ』を地で行くような人生だったのでしょう。時折流れるテレサの歌が非常にもの悲しくお芝居のアクセントになってた。ギャング役の黒木メイサはもっとがんばれ。中華料理屋の店員役は当初石川梨華と辻希美のダブルキャストだったのに辻ちゃんがあんなことになっちゃって、でも石川梨華うまい・・・と、思う。残念だったのはモーおたがいたことかな。コンサートじゃないんだからTPOには気をつけましょう。★★★☆☆

ドブの輝き(本多劇場)

           作・演出 松尾スズキ  宮藤官九郎

ひさびさの大人計画っぽい出来。『涙事件』、『えっくす』(映像)、『アイドルを探せ』の3本立て。エロくてグロくて一歩間違うと引きかねない構成なのだが妙に引きつける。一貫して社会的弱者(絶対放送には乗らない)を中心にしているのだが見ていくうちに普通の人と変わらないように見えてくる。頭の弱い人たちがいとおしい・・・という解釈でいいのかな。ちょっと気付いてしまった、平岩紙がかわいい(マニアック?)。松尾スズキ体調不良のため降板がショックといえばショックだったけど池田成志で充分でした。★★★★

藪原検校(シアターコクーン)

             作 井上ひさし   演出 蜷川幸雄

検校(けんぎょう)なんて階位が存在してたなんて知らなかった。いつから始まったかは不明だけど江戸時代に盲人の階級制度が当座頭で検校は一番上の位らしい。四官十六階七十三刻というらしく『座頭市』の座頭は一番下の位。仕事としてはあんまや詩吟などで家々を回っては半ば強制的に金をもらうというもので飢饉の青森から秋田へ大量に盲人がやって来るのを皆殺しにした事件などもあったらしい。お芝居では金と暴力で階位を登りつめて最後には哀れな死に方をする男の物語で、古田新太が好演。利用され殺される役の田中裕子が出番少なかったのがちょっと残念。『天保十二年のシェークスピア』もこの『藪原検校』も井上ひさし-蜷川幸雄ラインは非常に面白い。しかし差別用語ががんがん出てくるのでテレビ放送は出来ないでしょうね。★★★★★

狼少女伝説TOH(銀河劇場)

          作 妹尾匡夫   構成・演出 三宅裕司

狼に育てられた少女が日本のテレビ業界で巻き起こすドタバタコメディ。ご存じ熱海五郎一座の第2回公演。今回のゲストは南原清隆だったが役者としてはどうだろう。三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博ら舞台のスペシャリストから比べると・・・だ。このそうそうたるメンバーの中でもアズマックスはうまい。三宅裕司や伊東四朗のいう軽演劇とはなんぞや。と、いまさらながら思う訳ですが、アドリブ的な演出をいうのでしょうか、あまり重いテーマは無しって事でしょうか。よくわからないけど頭空っぽで見れるから楽しい。それか!!★★★☆☆

犬は鎖につなぐべからず(青山円形劇場)

  作 岸田國士

      潤色・構成・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

昭和初期の劇作家にして文学座を作った人。岸田戯曲賞でも知られる岸田國士の戯曲数編をケラさんがつなげてアレンジ。『犬は鎖に・・・』『隣の花』『驟雨』『紙風船』『屋上庭園』『ここに弟あり』『ぶらんこ』『カライ博士の臨終』もっとあったかも。これが違和感なく一本の作品として成立してる。近代日本演劇はこの岸田國士と井上ひさしが作ったと言っても過言ではないそうな。そう言えば井上ひさしもシェークスピアをつなげた『天保十二年のシェークスピア』を書いてた。井上ひさしの新作『ロマンス』へのオマージュか。もしやそんなポジションを狙ってるかケラリーノ・サンドロヴィッチ。ともあれナイロン100℃は最高だ。青山円形劇場の一番前の席だったので新谷真弓や村岡希美が目の前でそりゃもう大満足。緒川たまきは背高い、びっくり。大正時代の口語調がひどく気にいってしまった。が、うまく使えない。★★★★★

そう言えばテレ朝のドラマ『時効警察』をケラさんがやってるんだ。ナイロン総出演で非常に面白い。のだが、最近気付いた。まだ三話くらいしか見たことない。テレビ大好きっ子としては非常にくやしい。

ケラさんがやったのは1話だけ?よく分からないが舞台役者が大量に出ていて楽しいことは事実だ。

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2007年5月 1日 (火)

次回・・・。

4月のお芝居は結局1本も見なかった。面白そうなものがなかったこともあったが、なんだかんだで忙しくて映画1本のみとなった。

東京タワーを見た。

もういろんなメディアでやり尽くされてちょっとうんざりぎみだったが松たか子が出るので義理?で見に行った。

ところが意外とオダギリジョーがいい味出してたのだ。それに樹木希林と内田也哉子親子がよかった。似てる。当たり前だけど。特に内田也哉子が雰囲気出てて4・50年前の女性を好演。そのころのひっぱりがあったから現代のオダギリジョーの演技が光ったとも言える。が、途中ぼんやり5分くらい寝てしまってしかもなんか寝言言っちゃってたみたいで非常に恥ずかしい思いをしてしまった。初体験!

次回の競馬予想は土曜日の昼頃になる予定です。

それではゴールデンウィーク満喫計画再始動!!

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2007年4月 1日 (日)

3月のお芝居

3月は3本。チームナックスはあきらめた。なぁに落ち込むことはない、半年もすればDVDで発売になるでしょう。映画はなにか見たような気がして考えてたけど見てなかったようだ。ゴールデンウィークは面白そうな映画が何本かあるから楽しめそうだ。

悩み多き者よ(シアタートップス)

    作 水谷龍二    演出 田村孝裕(ONEOR8)

会社も違う家族環境も違うが唯一年齢がいっしょという3人が

人間ドックで知り合い、その後何度か会う度にサラリーマンの

哀愁を再確認していくお話。ラサール石井、小倉久寛、山口良

一の3人がいい味出してる。2年前の『なかよし』ではベンチャ

ーズ、そして今回はフォーク・・・・だったっけ、結構3人とも演奏

がお上手で・・・・それはいいとして、最後におぐちゃんがリストラ

されて雨がザァーっと降ってくる演出にはちょびっと泣けた。

                              ★★★★

僕たちの好きだった革命(シアターアプル)

        企画原案 堤幸彦   脚本演出 鴻上尚史

学生運動盛んなりし頃、事故で昏睡状態になった主人公(中村

雅俊)が現代によみがえり高校に入り直してやる気のない最近

の若者を変えてゆくという言ってみればSFにはよくあるべたな

お話ですが、中村雅俊が昔の青春ドラマそのままにピッタリは

まっててすんなり入り込んできた。狙い通りといったところでしょ

うか。でも現代のやる気のない子供たちの親があの頃高い理

想を掲げて学生運動に明け暮れていた青年たちなのだ。実は

現代の親たちに対する警鐘だったんでしょう。劇団第三舞台の

大高洋夫、長野里美は相変わらず安定感抜群で、初舞台?の

片瀬那奈も高校生役を熱演、よかった。     ★★★★

橋を渡ったら泣け(シアターコクーン)

        作 土田英生   演出 生瀬勝久

豪華メンバー!!大倉孝二(ナイロン100℃)、奥菜恵、八嶋

智人(カムカムミニキーナ)、小松和重(サモ・アリナンズ)、六

角精児(劇団扉座)、戸田恵子、鈴木浩介(青年座)、岩佐真

悠子。実はどうしても抜けられない送別会があって開演1時間

10分してから劇場入り、近未来に戦争かなにかがあり8人だ

けが小さな島に生き残りそこでもやはり人間の見にくい争いが

起こるというお話・・・だろう。みなさんお上手でなんの不満もな

いはずなのだが途中からだとやっぱりよくわからずおまけに酔

って走って来たから息も絶え絶えさっぱりあかん。DVD発売ま

で待ちましょう。                   ☆☆☆☆☆

4月は1本も予定無しだ。なんかふらっと行こうかな。

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2007年3月 5日 (月)

2月のお芝居

先日周防監督の新作『それでもボクはやってない』を見てきました。『Shall  we ダンス?』以来11年ぶりということでかなり期待して見に行った。しかし、ドキュメント映画なのか?エンターテイメントはどこ行った。これが練りに練った回答なのか。お金を取って見せるようなものになってない・・・ように思う。『ファンシイダンス』『シコふんじゃった』『Shall  we ダンス?』と続いた傑作がかすんじゃうよ。使命感が先に来て映画本来の使命を忘れてる。本末転倒。私見ですけど。

ひばり(シアターコクーン)

        作 ジャン・アヌイ     演出  蜷川幸雄

15世紀イギリスとフランスの百年戦争の終結に一役買ったと

言われるジャンヌ・ダルクのお話だ。神からの啓示を受けて戦

争に参加するところから火刑になるまでを裁判と言うかたちを

通して描いたもので、実はジャンヌ・ダルクが現在のように英

雄扱いされたのは没後300年以上も経ってからのようでほん

とはどのくらいフランスに貢献したのかは定かではないようだ。

日本で言ったら坂本龍馬っぽい。それはいいとして自分の信

じるもの、自分の信念に忠実に生きる女性を松たか子が相変

わらず好演。ほんとに安定感がありうまいと思う。ただ役所が

かたくなに信念を通そうとする融通の利かない役なのであんま

り可愛くない。クラスや会社に一人はいる空気の読めないやつ

がジャンヌ・ダルクなのか。火刑もやむなしと思ってしまった。こ

れって正しい判断かどうかわからないけど。

そろそろベタな女性役が見たいです松たか子様。★★★

2月はこれ1本。チームナックスの『HONOR』は結局チケット手に入らず(オークションでは3倍くらいに高騰してる)、ダメもとで当日券に並んでみようかと思っております。

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2007年2月 5日 (月)

1月のお芝居

1月は2本見たけどなんだったか。映画は犬神家の一族を見た(12月だったか?)。市川崑監督の中でも好きな映画なので、ほとんど同じに作ったと聞いては行かねばならんと。金田一耕助は石坂浩二にかぎります。が、さすがに石坂浩二は年とった。金田一耕助のイメージとしては30代前半を期待している訳でやっぱり無理があったか。それともう一人重要な役がいるのです。犬神家の人々でもなく警部でもなくそれは旅館の女中役なのだ。そう坂口良子だ。今回は深田恭子が演じた訳だが、悪い訳ではないがしっくり来なかった。全体としてはおもしろかったけどね。帰ってきて取り急ぎ前作を見ようとビデオを取りだしてハッと思い出した、もううちにはビデオデッキがないのだ。そのうちなんとかしよう。

朧(おぼろ)の森に棲む鬼(新橋演舞場)

       作 中島かずき   演出 いのうえひでのり

新感線1年以上ぶりの新作!かな。市川染五郎、阿部サダヲ、

秋山菜津子をはじめ新感線も古田新太、高田聖子、粟根まこ

と以下フルキャスト。しかも新作。だがなぜだろう、アテルイや

阿修羅城の瞳ほどグッとはこなかった。ストーリーもシェーク

スピアにあったようななかったような展開でもうひとひねりほし

かったところだ。それと2階席だったこともあったかも。花道が

三分の一しか見えないしかなり上から見下ろす感じだから奥

行き感がなくなってしまう。いやいやそんなことじゃないだろ

う。登りつめたら下るしかないとさだまさしも歌ってる。がんば

れ新感線!!ヒロインものなんてどう?    ★★★☆☆

哀しい予感(本多劇場)

       原作 よしもとばなな   演出 塚本晋也

お客をなめんなよ!!なんてね。稽古不足みえみえだぞ。加

瀬亮なんかカミカミだしセットも詰めが甘いし、なにより場面

転換や暗転の使い方がへたすぎ。映像なら何とでもなるので

しょうがお芝居はそうはいかない。都会の一室から急に恐山

にシーン展開するのはかなりの力量がいる訳でこれはもう学

芸会レベルだぞ。なんだよあの恐山は。一人気を吐く市川実

日子がかわいそうだ。挙げ句の果てにパンフレットのページ

半分が白紙とはこれいかに。          ☆☆☆☆

2月はひばり一本。非常に楽しみです。

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2006年12月24日 (日)

11・12月のお芝居

『武士の一分』を見ましたが木村拓哉はどうだったのか。カツラ

が似合わないような気が。それ以上は言いません。藤沢周平3

部作ではやはり『たそがれ清兵衛』が一番良かった。宮沢りえ

の描き方が3部作中一番で非常に可愛く撮れてたと思う。でも

今回のヒロイン檀れいは久々のコスチューム女優になり得るか

もしれない。和服と髪型が顔にぴったりと合ってた。

作品賞はないでしょう。

犬の日(本多劇場)

                      作・演出  長塚圭史

たしか初演は5、6年前で、下北沢駅前劇場だったと思う。見て

なかったので楽しみだったがなるほど阿佐ヶ谷スパイダース長

塚ワールド全開。お話は当時ひきこもりの男が少女を何年も監

禁してたことが次々と明るみに出た事件をモチーフにしている

ような感じで、見ていていや~な気持ちになってしまった。バカ

親を美保純が好演、最後は気持ちいい展開になるかと思いき

や客にはいっさい媚びない演出。恐れ入りました。★★★☆☆

「スパイス。」(吉祥寺シアター)

                      作・演出  野坂実

クロカミショウネン18の秋公演。チラシに犯人を探せ!と書い

てあったから推理モノだろうと思ってたけどそれがその芝居の

最中にほんとに殺人が起こるという二重構造の設定でそれが

ちょっと恥ずかしかった。メジャーな劇団と決定的に違うところ

足りないところがはっきり分かった、それは間です。あるいはタ

メですね。演出段階ではどうなのかわからないけど台詞の羅列

になってるし見ていてメリハリがなく芝居に入っていけなかった。

前々から売れてる劇団となにが違うのかと思ってたけど分かっ

た気がする。一人でいいので出来る役者がいたら変わるのに。

                          ★☆☆☆☆

LOVE 30(パルコ劇場)

  『スパイス・イン・ザ・バスケット』  作  三島ゆき

  『結婚相談所』            作  サタケミキオ

  『兄への伝言』            作  蓬莱竜太

                         演出  宮田慶子

短編3本で構成された恋愛コメディでそれぞれ二人の役者がそ

れぞれの役を演じるオムニバス。『スパイス~』は水野美紀と山

寺宏一。元夫婦の二人が今を確認し合うストーリーで強気な女

を水野美紀が好演してます。事務所を独立して今はテレビを干

されてるのかどうかはさだかではないが水野美紀うまくなってま

す。『結婚~』は真中瞳と片桐仁。結婚相談所の相談員の女と

お客の話で作は東京セレソンのサタケミキオ。東京セレソンは

見たことがないのでこんな芝居だったのかと感心しきりで機会

があったら行きたい気持ち。最後の『兄へ~』はYOUと生瀬勝

久。義理の妹と兄という設定。さすがにベテラン二人なので安

心して見れるしまた掛け合いの間が秀逸だ。モダンスイマーズ

も見に行きたくなった。              ★★★★

みんな昔はリーだった(パルコ劇場)

                    作・演出 後藤ひろひと

せっかくの大王作品なのにネプチューンの堀内健でいいのかと

見る前は思ったけどなになに全然違和感なく見れましたね。お

得意の回想シーンのパターンから分かりやすく最後まで見せて

くれる所が大好きだ。子供の頃ブルース・リーにあこがれた仲

間たちが繰り広げるドタバタだが最後はホロッとさせてくれる、

非常にスッキリするお芝居でした。でも大王って38歳だったん

だ。                         ★★★★

ナイス・エイジ(世田谷パブリックシアター)

            作・演出  ケラリーノ・サンドロヴィッチ

ナイロン100℃の第29回公演(劇団的にはセッションと言っ

てる)。2000年の初演から久々の再演でタイムマシンものの

まあ言ってしまえば定番。初演と変わったのはキャストだけか

な。ひねりもパンチも今のケラ作品と比べると物足りない気が

するけど新谷真弓が出てたから良しとしよう。 ★★★☆☆

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2006年11月 4日 (土)

10月のお芝居

10月のお芝居は3本。映画も3本くらい見たかなぁ。『フラガ

ール』は最高だった。よく考えると某国営放送のプロジェクトX

じゃないか、と思ったけど泣けたねぇ。これから公開の『武士

の一文』の出来にもよるけど日本アカデミー賞作品賞最有力

でしょう。

奇跡の人(青山劇場)

     原作 ウィリアム・ギブソン   演出 鈴木裕美

日本ではサリバン先生を大竹しのぶが演じヘレン・ケラーは有

望な新人がやるみたいな感じで過去には荻野目慶子や中嶋

朋子や寺島しのぶ・菅野美穂などそうそうたる女優が演じてい

る。今回のアニー・サリバンは若手ではしっかりした演技力の

田畑智子、そしてヘレン・ケラーは初舞台の石原さとみ。お話

はヘレンケラーが言葉を理解していくまでの成長記。と、思っ

てたけど原題『ミラクル・ワーカー』からも見て取れるように実

はヘレン・ケラーは脇役で主役はアニー・サリバンの成長記

だったのだ。三幕構成で四時間近かったのに全然長く感じな

かった。ラストでヘレン・ケラーがウォーターを理解するシーン

ではもう分かってたけど涙が止まらずぐしゃぐしゃ。あとで考

えるとアニー・サリバンが教育とはなんぞやと言うことに目覚

めていく物語だったのだと気付いた。ヘレンを本気で好きに

なって始めて心が通じ合いそしてウ、ウォーター。

鈴木裕美はすごい。でも人入ってなかったなぁ、よかったのに

残念。                        ★★★★★

ナンバダワールドダンシング(東京芸術劇場中ホール)

               作 大沢直行   演出 三宅裕司

ご存じ劇団スーパーエキセントリックシアター(SET)の年に一

度の本公演。もう第44回だそうですが調べてないけど半分以

上は見てるはず。今回はヒップホップのダンサーたちをゲスト

に世界のいろいろなダンスを披露しつつそのルーツを探ると

言うお話。日本の『なんば』という動きからスタートするのだが

『なんば』自体を知らなかったから非常に興味深く見ることが

出来た。年を追うごとに笑えなくなってる自分が悲しいが、S

ETはず~と変わらずやってほしい。ねぇ三宅さん。

                            ★★★☆☆

王立劇場Vol.5『最悪の中の最高』

                   (ラフォーレミュージアム原宿)

                 作・演出 後藤ひろひと

お芝居というかコント集ですね。後藤ひろひとアンドPiPerファン

としては一度は見ておかないと、と思い立って見に行った。す

なおに、面白かったですね。なんだか筒井康隆の若かりし頃

のショートショートを彷彿とさせる作品でした。以上。原宿の竹

下通り側は20年近くぶりだったから知ってたつもりのラフォー

レにたどり着くのに手間取り10分遅刻してしまったことが悔や

まれます。それとラフォーレミュージアムは普通の部屋にパイ

プイスを並べた作りなので舞台が見にくいったら。

                            ★★★☆☆

ほんとはもう一本パルコ劇場のミュージカル『ゴルフなんて大

嫌い』を見る予定だったのですが仕事の予定をどうしても変更

出来ず泣く泣くキャンセル。見てきた知り合いによるとかなり

面白かったらしく二倍ショック。仕事なんて大嫌いだ。

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2006年10月 4日 (水)

九月のお芝居

九月は取り憑かれたように芝居に映画に見倒した。忙しい忙

しいとぼやいておきながら気が着けば6本も見てた。もしかし

てお芝居があったから忙しかったのかも。

陥人-どぽんど-(東京グローブ座)

                  脚本・演出   松村 武

たぶん再演。7年前のグローブ座こけら落としに上演された?

シェークスピアごちゃまぜのお得感たっぷりのお芝居。実は

シェークスピアなんて近年まで読んだこともなかったが意外と

この台詞は聞いたことあるぞとかオープニングはヴェニスの

商人だとかオセローだ十二夜だマクベスの登場人物だ、とか。

でも新しいお話にちゃんとなってた。真面目な人間が権力を持

ちその権力に押しつぶされていくアントーニオ役をチームナッ

クス森崎博之が熱演。好演ではなく熱演です。言ってしまえば

真面目でシリアスな役は?です。リーダーは元来ぼけ役なの

がよくわかった。山田マリアは予想に反してかわいかった。

                             ★★★☆☆

ダムショー(シアタートラム)

         作 ジョー・ペンホール  演出 鈴木勝秀

タブロイド紙のライターが有名人を罠にかけてスキャンダル記

事を物にしようと試行錯誤を繰り広げるお話。浅野温子扮する

リズがお色気で浅野和之扮するバリーを追い込んでいくが最

後はバリーに傾倒していく・・・あれ、それでどうなったんだっけ。

結局スキャンダルも犯罪記事も手に入れることが出来ず、でも

報道とはこんなことじゃないんだと。浅野温子はテレビや映画

より舞台が一番輝いてる。あのスローなブギにしてくれの雰囲

気をなぜか思い出す。存在感大きい。      ★★☆☆☆

戸惑いの日曜日(サンシャイン劇場)

             作 三谷幸喜   演出 佐藤B作

名作アパッチ砦の攻防の再演。場内大爆笑の渦。がしかしな

んども見てるからなかなか笑えない。マンションの主人役は今

回西郷輝彦。伊東四朗とつい比べて見てしまう。7:3で伊東

四朗の勝ち。ていうか映画でもドラマでもお芝居でもリバイバ

ル作品は最初の出来がいいから商業価値的にリバイバルす

るわけで、でも完成度が高いものを焼き直してもそれ以上には

なりえないんですよ。つい見に行ってしまうんだけど100%が

っかり。出来は悪くなくてもがっかり。今回も出来は悪くないし

役者も上々だけどあの初演の面白さからすると・・・。

                             ★★★☆☆

女たちの忠臣蔵(明治座)

              作 橋田壽賀子  演出 石井ふく子

昭和50年代から再演を繰り返している名作、なのでしょう。渡

る世間は鬼ばかりの役者が総出演で池内淳子なんかはりく役

を熱演してたけど、瑤泉院役が京マチ子って、確か瑤泉院っ

て30歳そこそこじゃなかったかい。それから・・・もう言いたい

ことは山ほどあるけど昔から見てる人にとってはもろもろ含め

て涙ものなのでしょうけど初めて見る物にしてみたらちょっとち

ょっとちょっとです。演出もテレビじゃないんだから舞台転換の

間をなにかで埋めろよ。転換してお芝居が始まってるのに裏で

セットを片づける音がドッカンドッカンしてるのは何事だ。嫌が

らせか。熊谷真美なんかはがんばってたなぁ。 ☆☆☆☆

獏のゆりかご(紀伊國屋ホール)

                      作・演出 青木 豪

とある廃園になりそうな動物園を舞台にしたお話で飼育係の

バツイチ役を杉田かおる。その上司役を高橋克実。この二人

の恋の行方を中心にお芝居は展開していく。なんかすべてが

中途半端な感じで感情移入出来なかった。チームナックス安

田顕の役どころも真面目なのかボケ役なのか本来もっと面白

くて上手いはずの安顕が台無しだ。杉田かおるも上手いんだ

けどイマイチはっきりしないし、残念です。それにチームナック

スファンが奇声を上げるし杉田かおるが怒ってなきゃいいけど。

                             ★★☆☆☆

星屑の町-東京砂漠編-(シアター1010)

                       作・演出 水谷龍二

星屑の会のおよそ5年ぶりの第5弾。といっても初観劇だ。戸

田恵子が出るから見に行こうと思ったに過ぎなかったがこれが

大当たり。面白かった。売れない歌謡コーラスグループに戸田

扮するキティ岩城が加入して仕事も順調に、だがキティの独立

話が浮上して物語は急展開。ラサール石井をはじめ出演陣が

最高に面白い間を作り出す。そして最後に歌った内山田洋と

クールファイブの東京砂漠が心に浸みた。  ★★★★

10月もそこそこ見倒してやるぜ。11月の三谷幸喜の新作エキ

ストラ見たい。チケット手に入るか。来年も1月から染ちゃんの

いのうえ歌舞伎の新作があるし、楽しみは尽きません。

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2006年9月 1日 (金)

7月・8月のお芝居

芝居は気分転換のために、などという感じでは見れないのだ。

最近仕事が込み入ったことになってて心にわだかまりがある

と入り込めない。そんな精神状態で見た4本だった。

静かなるドンチャン騒ぎ(サンシャイン劇場)

     作 妹尾匡夫    構成・演出・出演 三宅裕司

2年続いた伊東四朗一座から熱海五郎一座に変わった第一

弾。伊東の次は熱海、四朗の次は五郎という訳だが、内容は

継承していて古き良き喜劇。今回は楽曲争奪ミュージカルと

銘打ってのお芝居。稽古で完成しなかったら歌えないという物

なのだが、ほとんどの曲を辺見えみりが歌っていた。はっきり

言っちゃうと後のメンバーは歌はちょっと的な人たちなので当

たり前だね。このユニットはず~っとやって欲しいものです。

大爆笑もなくなったけど安心して笑える。辺見えみりはいい意

味で少しぽっちゃりしたかな。          ★★★☆☆

開放弦(パルコ劇場)

       作  倉持 裕        演出  G2

田舎のバンドのギタリストが交通事故で左手がダメになりギ

ターは開放弦、と言うお芝居です。まぁそれだけではなくいろ

んな所が開放していくまったりした倉持流のお話。大倉孝二

はお笑いだけでなくシリアスな演技も上手いんだけどやっぱ

りお笑いがいいな。あの独特の間がすごく好きだ。バラエテ

ィの大泉洋がそのままお芝居した感じなのだ。その点期待

ハズレだったのだ。開演5分前に滑り込んだのですがその

エレベーターで坂井真紀といっしょになった。帽子もかぶら

ずメイクも軽くでほとんどノーガード状態。しかしなぜか可愛

かった。                       ★★★☆☆

しあわせのつぼ(テアトル銀座)

                脚本・演出  福島三郎

初日だったせいか宮本信子がカミカミで布施明も台詞につまり

一人気を吐いたのはチームナックス音尾琢真。木野花・山路

和弘らそうそうたるメンバーが脇を固める中準主役をきっちり

やってのけた。いやぁほんとに上手い。話の軸は布施扮する

人気歌手が正妻の宮本と愛人伊央里直加(元宝塚)の間で

繰り広げるわかりやすいドタバタで、その人気歌手の子供役

が目と目の間が離れてる音尾。うまい楔になってて主役を引

き立てつつおいしいところは逃さない的な。カーテンコールで

音尾にファンが群がったのにはビックリを通り越して心配にな

った。あとでベテラン陣ににらまれないかと思って。

                             ★★★☆☆

噂の男(パルコ劇場)

     作 福島三郎   演出 ケラリーノ・サンドロビッチ

楽しみにしていた一本。出演者は堺雅人・橋本じゅん・八嶋智

人・山内圭哉・橋本さとし。豪華だ。超が付く。お話は人気漫才

コンビが新人のマネージャーの陰謀によって仲が悪くなり謎の

死を遂げた事件を軸にその10何年後と舞台を行ったり来たり

しながら展開する謎解き要素もある作品。劇中で橋本じゅんと

橋本さとしがやる漫才はすごくうまい。笑える。そして漫才をし

ているのではなく漫才の芝居をしているのだと言う芝居をきっ

ちりしてる。八嶋はキレキャラがなんともぴったりだと思うのは

なぜだろう。結局、堺扮するマネージャーがホモだった。という

オチだったけどほんとのほんとの犯人はお笑い仲間の夫婦漫

才の女性(水野顕子)のほうだったのだがそんな大事な役なの

にポスターにもチラシにも名前なんてありゃしない。パンフに小

さく名前が載ってるだけで写真も経歴も載ってない。なぜ?

自分の前の席にはマキバオーの声でおなじみの犬山イヌコ。

その斜め前には木村佳乃。右端には新感線のいのうえひで

のり。そして帰りのエレベーターが来てドアが開いたらなんと

ケラさんが下りてきた。思わず『ケラさんだ』と言ってしまった

らこっちを振り返って軽く会釈してくれた。いい人だ。

                             ★★★★

9月は5本見る予定です。楽しみ楽しみ。

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2006年6月26日 (月)

5月・6月のお芝居

かなり期待の作品が多かったけど3本しか見に行けなかった。

自分なりの感想です。決して批評ではありません。あしからず。

メタルマクベス(青山劇場)

     原作  W.シェイクスピア  脚色  宮藤官九郎 

                     演出  いのうえひでのり

切望していた松たか子の新感線出演、もう何ヶ月も前からワ

クワクドキドキ、勇んで初日に見に行った。いつものように松

本幸四郎一家がいつもの席でご観劇。うんうんこの雰囲気を

待ってたんだ。が、ほとんど予備知識なしで見に行ったから大

ショック。おいら(真鍋風)はいのうえ歌舞伎が見たかったんだ

よ。こりゃ普通(でもないけど)のミュージカルじゃないか。シェ

ークスピアの翻訳でも知られる松岡さんは絶賛されてましたが

そうじゃないのだよ。シェークスピアが見たいんじゃないいのう

え歌舞伎が見たいんだよ。確かにシェークスピア自体あんまり

知らないおいらでも結構楽しめたからいいけど想像とかけ離れ

てた。新感線のミュージカルでは『SHIROH』の方が面白かっ

た。もっと松たか子の違った一面を見たかったのにこれでは・

・・。もっと壊れろ松たか子一皮剥けろ!!   ★★★☆☆

HUMANITY(コマ劇場)

  作 岸谷五朗    演出  岸谷五朗・寺脇康文

岸谷・寺脇の元SETコンビのユニット地球ゴージャスプロデュ

ースの第8回公演。出演は岸谷、寺脇は当然として主役に唐

沢寿明その妻役に戸田恵子、不倫相手に高橋由美子と結構

豪華キャスト。これは凄いことになるぞとまたまた勇んで新宿

に出撃したのですがイマイチだったなぁ。もっと一人一人の背

景を丁寧に見せてもらわないとそれぞれが殻を破って行くとき

の感動が希薄になっちゃうよ。いつもの二人のドタバタはいつ

ものように笑えたけど豪華キャストが泣いてるよ。もったいない。

岸谷さんは役者として一級品だから本なんか書かなくてもいい

んじゃないかい。余計なお世話ですけど。    ★★★☆☆

トリデ(青山円形劇場)

 作 和久田理人・ダンダンブエノ  演出 山西惇

近藤芳正が立ち上げた劇団ダンダンブエノの第5回公演。ゲス

トに永島敏行、坂井真紀、宮地雅子を迎えて昭和の中頃の東

京近郊(おそらく千葉)に住む若者の生態を描いた作品。出演

者全員が18歳くらいの設定で多少無理があったけど見てる内

に違和感なくなった。っていうか終わったあとあぁそういえば設

定が18歳くらいだったんだと思い出したくらい。一見するといま

までとは違う感じの芝居に思えたが根底にはほんわかした物

が漂っている“らしい”仕上がりになっていた。坂井真紀はギタ

ーも芝居もそこそこ上手い。でも圧巻は、圧巻ってほどでもない

けど宮地さんはお上手。しかも結構可愛かったんだ。なんせ円

形劇場の一番前の席だったもので、肌のキメまで見えた。それ

にしても今回演出した山西惇さん京大出身だったとは、しかも

工学部。理系の役者ってのも珍しいのではないかい。余談です

が板東三津五郎(今年の大河で明智光秀をやった人)さんが見

に来てた。歌舞伎の大御所(?)でしかもこんなちっちゃな劇場

になぜ?どこに接点があるのかと思ったらなんと来年のダンダ

ンブエノのゲストだそうで、これはびっくりです。もっとびっくりし

たのは三津五郎さん背が低い(160㎝くらい?)。★★★★

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チケットが手に入らず見れなかった作品がWOWOWで最近

放送になったのでご報告。

労働者M(シアターコクーン)

     作・演出  ケラリーノ・サンドロビッチ

ケラさんお得意の二重構造仕立ての近未来(?)の芝居。大

人計画の松尾スズキがいい味出してる。本来なら大倉孝二

がやるであろう役どころをきっちりこなしてる(といったらちょ

っと失礼かも)。ケラ作品と言えばやっぱり『東京のSF』です

が(おいらだけか?)それに近い面白さだった。秋山菜津子

やっぱりいいなぁ。                 ★★★★

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2006年5月 3日 (水)

4月のお芝居

東京はうららかな陽気で大変すごしやすい気候でございます。

世間様は東京脱出はたまた日本脱出でまわりも静かで道路

も隙き隙きでござります。自分はというとまたしてもプチ断食

の真っ最中です。

27日・28日・29日・30日・1日・日・日・日・

というような予定で目標は80kgを切ることです。今のところ8

0.6kgで明日にも目標クリアが見えてきました。そして来週

週3回プールでの2時間ウォーキングを1ヶ月。これで3年前

は10kgしぼれましたから2ヶ月続けたら70kgを切りそうで

す。でも昨日からの断食はちと辛い。スポーツドリンクで空腹

おさまらない。誘惑に負けそうだ。たばこを吸っても塩をなめ

てもだめだ。寝ようにも眠くもない。周りはGWだってのになに

やってんだと疑問を抱かないように気を紛らすものはないもの

か。健康なんてほっとけや、と考え始めてる。や、やばい。

4月の観劇日記

びっくり箱-姉妹編-

 原作 向田邦子   演出 福島三郎

昭和50年代の地方都市を舞台に両親をなくし結婚もしないで

家を守る姉と東京で働く妹の人情喜劇。

妹の婚約者役がチームナックスの佐藤重幸だ。これが上手い

んだよ。はっきりいって出演者中ナンバーワンだった。改めて

チームナックスの実力を思い知った。妹役の沢口靖子は綺麗

だけど声が通らなすぎです。もしかしたら公演も最後の方だっ

たからかれてたのかもしれないがあれは頂けない、舞台向き

ではないですね。全体的な出来はグッと引き込まれるものは

ないけどほのぼのとしていてまさにTVの向田邦子シリーズで

した。最後はほろっと来ちゃいました。★★★☆☆

コクハクチ。」

  作・演出  野坂実

ホスピスが舞台で入院中の娘の父が娘より若い相手と再婚

するというお話で、お得意の患者やスタッフを巻き込んでの劇

中劇がおもしろおかしく、そしてせつないクロカミショウネン18

の第9回公演。再演らしいが初見なので楽しみでしたが期待

を裏切らない出来でしたね。初期の作品だからか展開や布

石がわかりやすく笑いのポイントもはっきりしてました。ちょっ

と物足りない気さえしてしまいました。吉田亜貴代さん今回は

主役でしたね。上手いのにメジャーになれないものかねェ。と

きどき行列のできる法律相談所の再現VTRに出てるけどドラ

マとかには出れないものか。★★★☆☆

『カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~』

  作・演出  ケラリーノ・サンドロビッチ

ナイロン100℃第28回公演。ボケたおじいちゃんの心の中と

現実が交錯するドタバタコメディで、もう3回か4回再演を繰り

返してる作品らしいがこれも初見なので楽しみにしてた。いつ

ものメンツがいつものボケをかましてそりゃあもう大騒ぎさ的

な感じ(分かりずらい)。宇宙人が攻めてきたりどこかの病院

に監禁されたり、なんだSFかと思ったけど非現実的なところ

はすべておじいちゃんの頭の中の出来事なのでした。一幕が

終わりに近づいて気付いたよ(おそいかなぁ)。やっぱり大倉

孝二は最高だ。★★★★

3月にWOWOWでPARCO歌舞伎『決闘!高田馬場』を生

放送してた。見たかったんだけどチケット取れずあきらめたん

だけどこれがおもしろい。本物の歌舞伎って見たことないけど

あんな感じだったら見に行きたい気になってしまった。

  作・演出  三谷幸喜

三谷幸喜の引き出しはいったいいくつあるんだ?★★★★★

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2006年2月 8日 (水)

05年演劇シーン(下半期)

前回の続きです。

7月

ラストショウ(PARCO劇場)

                  作・演出 長塚圭史

阿佐ヶ谷スパイダースの主宰長塚は芝居の中でよく犬を食べ

る。今回も古田新太が食べた。そして永作博美が出産した。

相変わらずグロいが清々しい。新しい。また見たくなる。

                            ★★★☆☆

喜劇芸人誕生物語(サンシャイン劇場)

         作 妹尾匡夫  演出 伊東四朗・三宅裕司

SETと伊東四朗のコラボ的喜劇。まぁいつものドタバタ喜劇で

はあるけど三宅裕司と小倉久寛がうまいから安心して笑える。

スペシャルゲストが浅田美代子だったことにも笑えた。解散

だ再結成だと言わずにずっとやってほしいものだ。

                            ★★★☆☆

姫が愛したダニ小僧(アートスフィア)

                   作・演出 後藤ひろひと

大王として演劇界に君臨する後藤ひろひとの最新作。かなり期

待していったのにユースケのキャラが大王の作品には合ってな

かったような気がする。もっとハイテンションでなきゃ。それにも

っと大王自身が出てこなきゃ。★★★☆☆

-・・・-・・・-・・・-

8月

新編・我が輩は猫である(シアタートラム)

                作 宮本研  演出 井上尊晶

井上は蜷川幸雄の演出助手を長くしてた人で見せ方はよく知っ

てるけどよく言うと優等生で悪く言うとつまらない。後は好き嫌い

の問題。小林聡美ががんばってた。★★☆☆☆

おじいちゃんの夏(紀伊国屋サザンシアター)

                      作・演出 G2

再演になるこの作品はおじ夏として親しまれているそうな。小須

田康人が雰囲気抜群でさすが第三舞台出身。ナイロン100℃

の廣川三憲も好きなキャラだ。小沢真珠はもっとがんばれ。し

かしG2は幅広い。★★★☆☆

-・・・-・・・-・・・-

9月

エドモンド(青山円形劇場)

             原作 D.マメット  演出 長塚圭史

小泉今日子顔ちっちゃい。八嶋智人それでいいのか、上手い

は上手いけど主役にはなり得ない、脇でこそ光る人なんです

よ。それにしてもシスカンパニーっていったい・・。★★☆☆☆

-・・・-・・・-・・・-

10月

翼をください!さらばYS-11(PARCO劇場)

                     作・演出 大塚ムネト

チームナックスの九州版ともいえるギンギラ太陽’S。東京初進

出?だったのか頭のビデオが流れなくて3回ほど芝居が止まる

アクシデントがあったがこれがおもしろかったんです。人は一切

出てこなくてすべて物なんです。飛行機どうしが会話して空港ま

でもしゃべり出す。ひさしぶりの大爆笑。やはり地方が今新しい。

                              ★★★★

胎内(青山円形劇場)

               作 三好十郎  演出 鈴木勝秀

この戯曲は戦後すぐに書かれたもので、とある田舎の防空壕で

の出来事だがおそらく当時そのままの本を使った模様で伝わり

づらい感じ。あの暗さでも映える奥菜恵の綺麗さには脱帽です。

                              ★★★☆☆

ニライカナイ錬金王伝説(東京芸術劇場)

                 作 木和語  演出 三宅裕司

ご存じSETの年一の定期公演。これはもう20年近く見続けてい

る。観劇がなかば義務化してきているが普通におもしろいから止

められない。今回は沖縄が舞台で方言にこだわった作りでよく分

かんないところもあったけどそれなりに満足。しかし三宅裕司も

小倉久寛も歳とった。★★★☆☆

-・・・-・・・-・・・-

11月

歌わせたい男たち(ベニサンピット)

                     作・演出 永井愛

お話は君が代を歌いたくない教師の話で平成になってあまり話

題にのぼらなかったがそういやまだそんなすったもんだしてる人

たちもいるんだと再認識させられた1作。再演だったかもしれな

い。今舞台で一番上手い女優だと思ってる戸田恵子が熱演。や

っぱうまい。戸田恵子と言えばいつだったか日生劇場の喫煙所

でいっしょにたばこを吸った思い出が。★★★★

ニンシン選挙(中野ザ・ポケット)

                       作・演出 野坂実

クロカミショウネン18の新作。場所を王子から中野に変えて会

場もグレードアップ。今回は劇中劇がちょこっとしかなくていい意

味で裏切られたって感じ。もう少し追いかけてみよう。

                              ★★★☆☆

-・・・-・・・-・・・-

12月

贋作・罪と罰(シアターコクーン)

                       作・演出 野田秀樹

NODA・MAP第11回公演。自分の中では野田秀樹は蜷川幸

雄と並んでツボに来ない作家のひとりでいままで楽しめたため

しがなかったが今回は松たか子・村岡希美や古田新太といっ

た好きな役者が出ていることもあり楽しめた。まだ大阪公演や

ってるよ。                       ★★★☆☆

龍馬の妻とその夫と愛人(東京芸術劇場)

               作 三谷幸喜  演出 山田和也

東京ヴォードヴィルショー公演。困ったときの三谷作品と言うこ

とで1年おき位に三谷作品の再演を繰り返してる。演出家が変

わってるので新鮮ではあるが本来のヴォードヴィルショーを見

たい気がする。佐藤B作自分で作れ!★★★☆☆

-・・・-・・・-・・・-

番外編(見たかったけどチケット取れず仕方なくTVで見た作品)

3月蛇よ!(青山スパイラルホール)

                作・演出 松尾スズキ

大竹しのぶのボケは秀逸。★★★☆☆

7月キレイ(シアターコクーン)

                作・演出 松尾スズキ

松尾初のミュージカルの再演。ミュージカルとは名ばかりだった

が大人計画最高!★★★★

8月電車男(新宿パークタワーホール)

              原作 中野独人  演出 堤幸彦

これは見に行く気がしなかったのだが面白い作りになってた。

堤さん芝居もいける。★★★☆☆

9月天保十二年のシェークスピア(シアターコクーン)

               作 井上ひさし  演出 蜷川幸雄

見たかったよ。面白かったよ。蜷川では初めて面白いと思った。

いままでの評価までも覆りそうなくらい。新感線の天保十二年よ

り悔しいけど上だった。★★★★★

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長すぎだよ。ご静聴ありがとうございました。今はとってもミュー

ジカルが見たい気分なのでした。キャッツでも行こうかな。

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2006年2月 7日 (火)

05年演劇シーン(上半期)

今回はちょっと毛色を変えて05年の演劇シーンを振り返って 

みましょう。

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1月

コーカサスの白墨の輪(世田谷パブリックシアター)

               原作 ブレヒト  演出 串田和美

すり鉢状の円形ステージで一番前の席、役者と客の境が全く

なく不思議な空間で完全に倒錯状態。どっぷり串田ワールド

にはまった最後はなんと役者さんといっしょにフォークダンス。

振り返ると05年ナンバー1の面白さだった。★★★★★

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2月

なんか見たような気がするけど思い出せない。

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3月

デモクラシー(テアトル銀座)

          原作 M.フレイン  演出 P.ミラー

鹿賀丈史・市村正親の元劇団四季コンビの20何年ぶりかの

競演で話題だったけど全然かみ合ってなかったように思う。

それに戦後のドイツ民主化を題材にしているので自分からは

かなり遠くピンと来なかった。☆☆☆☆

お父さんの恋(PARCO劇場)

            作 中谷まゆみ  演出 板垣恭一

中谷作品はほんわかして結構好きで期待通りの出来でした。

大河でメジャーの仲間入りを果たした堺雅人もしっかりした演

技力だし七瀬なつみも綺麗だった。★★★☆☆

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4月

キャンディーズ(本多劇場)

                   作・演出 G2

G2の本で演出後藤ひろひとは何本も見てるけど演出も兼ねる

のはどうか。と思ったけどなるほど全然違う。笑いの要素が極

力抑えられてそれはそれでアリです。ナイロン100℃の新谷真

弓はやっぱり最高。★★★☆☆

ルル(世田谷パブリックシアター)

            原作 F.ヴェデキント  演出 白井晃

秋山菜津子が出るんで見にいった作品。白井さんが演出だった

ことも後で知った。さらにドイツ人作家だそうで、またしてもはず

れ。でも秋山菜津子だからいいか。★★☆☆☆

サーモン大使館(王子小劇場)

                     作・演出 野坂実

クロカミショウネン18と言う小劇団の100人も入らない劇場の

公演にしては出来良すぎ。劇中劇の手法がテンポ良く、後で知

ったのだが劇中劇は野坂実の真骨頂で練りに練った造りにな

ってる。のちにパルテノン多摩小劇場フェスティバル最優秀賞

受賞。もったいないメジャーな劇場でも行ける。★★★★

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5月

COMPOSER(サンシャイン劇場)

                  作・演出 森崎博之

チームナックス初の全国公演。っていうかチケット取れねぇ~、

もっとデカイ劇場でやってほしいよ。ベートーベンの父の葬式

の場面は大好きだ。リーダーは才能あるんだと再確認した

次第だ。★★★☆☆

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6月

ラ・マンチャの男(帝国劇場)

        原作 セルバンテス  演出 松本幸四郎

言うまでもなく幸四郎の十八番ドン・キホーテ。05年はミュージ

カルこれ1本。がしかしなんだろう02年の時はおもわずスタン

ディングオベーションしたほどだったのに、と思ったときハッと

気がついた。ここ4・5年お芝居を観倒してきてずいぶんと目が

肥えてきてる。松たか子が輝き続けるにはラ・マンチャから卒

業すべき。★★★☆☆

仮装敵国(サンシャイン劇場)

作 長塚圭史・倉持裕・土田英生・千葉雅子・故林広志

  ・後藤ひろひと・ケラリーノサンドロビッチ  演出 G2

これはお得な一本だと勇んでいったのだがそこそこおもしろかっ

たけど満足感が得られなかった。7人ともどっぷりはまりたい人

たちだけに1本15~20分では物足りない。辺見えみりが意外

と上手いんだよこれが。★★★☆☆

礎(青山円形劇場)

               作 倉持裕  演出 近藤芳正

ダンダンブエノの第4回公演。前作バナナがすきな人は中井貴

一が抜群で良かったけど今回のゲストオセロ松嶋尚美は悪くな

いけど標準語に違和感があってイマイチ入り込めなかった。こ

のユニットはゲストに頼りすぎでゲストが転けると・・・、次回も

何だか楽しみ。★★★☆☆

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今回は上半期のみ、下半期はちゃんと調べてから機会があった

ら書き込もう。思い出しながらだからなかなか進まない。05年は

こりゃおもしろかったと思えるのは数少なかったと言う印象です

ね。今年は4月まで食指の動くお芝居が無いため(あったけどチ

ケット取れず)お休みです。

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